ホワイトラビット
皆さんこんにちは!
伊坂幸太郎著「ホワイトラビット」読了しました。
伊坂幸太郎さんは言わずもがな、有名作家ですね。
本屋大賞2021では「逆ソクラテス」で第4位を受賞、2008年には「ゴールデンスランバー」にて大賞を受賞しています。
「ホワイトラビット」はテンポのいい展開、度肝を抜く急展開で久しぶりにドキドキする読書体験を味わうことができました。
~感想~
本好きを自称しているのに、伊坂幸太郎さんの作品を読んだことがないのはいけない!!と思い、文庫本フェアで大きく展開されていた「ホワイトラビット」を手に取りました。
普段はこういうミステリー要素が入った作品は読まないのですが、面白くて最後まで読み進めることができました。
仙台市で起きた人質立てこもり事件。その事件にSITが出動し、犯人との駆け引きを中心に、展開されていきます。
最初の方は登場人物がたくさん出てきて、物語に置いて行かれないようについていくのに必死でした。
「レ・ミゼラブル」のように展開を先回りした語り手がいたり、星座(オリオン座)のうんちくがあったりと、独特な作風です。
しかし、その語り手のおかげで、ミステリー系ジャンルをあまり読んだことがない私でも、内容がストンっと入ってきやすく展開についていくことができました。
人質側・犯人側・SIT側それぞれにストーリーがあり、中盤からはそれぞれの話が交差しあっていく展開は、これが噂の伊坂マジックか!!っと感嘆してしまいました(笑)
緻密に練りこまれた伏線と回収
中盤以降のスピード感
読みやすい場面展開
すっかり、伊坂幸太郎さんにハマりそうです。
特に、中盤~終盤にかけて、SIT側の主要人物・夏之目課長のバックグラウンドには感情移入してしまいました。
伊坂幸太郎さんの初めて読む作品が「ホワイトラビット」でよかったと思います。
次は「ゴールデンスランバー」、「残り全部バケーション」あたりを読んでみようと計画中です。
ぜひ皆さん、手に取って読んでみてください!
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