「キラキラ共和国」
小川糸著 「キラキラ共和国」読了しました!
この作品は「ツバキ文具店」の続編で前作のエピソードや登場人物が出てくるため、「キラキラ共和国」を読む際はまず、「ツバキ文具店」を読んでから読むことをおススメします!
~こんな人に読んでほしい!!~
・時間がゆっくり流れるような感覚を味わいたい
・ヒューマンドラマが好き!
・食べることが好き
このお話は、鎌倉のある一角で文具店と並行で手紙を代書する代書屋を切り盛りしている主人公・鳩子。通称ポッポちゃん。
ポッポちゃんがラブレターや絶縁書など一風変わった代書屋の仕事をこなしながら、鎌倉での生活を送る話です。
今作の「キラキラ共和国」は続編ということもあり、ポッポちゃんの環境が変化したところから始まるのですが、周囲の人々の温かさに心打たれるものがあります。
私はあまり人付き合いが得意なほうではないので、このような人と人の交流を深く書いている作品は少し嫉妬してしまいます…。(笑) ですが、このような作品ばかり手に取ってしまうのが人の深層心理を表しているんでしょうね!
この作品の読後感は心にカイロが張られているのではないかというくらい、ポカポカした気持ちになります。
また、小川糸さんといえば食べ物の描写の上手さ!!
私はこの本を読んでおなかがすくことが多々ありました…。
2018年の本屋大賞にもノミネートされ、手に取りやすい作風のため、ぜひぜひ読んでみてください!!